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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
 FILE No.501 2016.12.10

「 仮面貴族伝説(2) 」

前回の500回記念にお祝いのメッセージを頂いた皆様、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
熊本の酒井物産の酒井社長からはわざわざ祝電を頂きました!
ちょうど私が外出している時事務所から「酒井物産さんから電報が来ています」と連絡をもらい、今時電報!?と何か事件でも起こったのかと焦りました(笑)。本当に恐縮です…。

さて、これまでのパターンだとこの501回目からタイトルバックのデザインが変更になるはずですが、ある理由により年内一杯は現状のままで行きます。その「ある理由」とは??…次回or次々回にわかりますので(笑)。

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 喧嘩上等!ケンドー・ナガサキさんと…

今回は11月末に集中した私の大好きなレジェンドたちのイベントの大特集です。
先ずは昨年12月以来約一年ぶりに訪れた、高円寺のUWFスネークピットジャパンでのトークショー、この日のゲストはケンドー・ナガサキこと桜田一男さんでした。
日本プロレスから始まり全日本プロレス、海外マット、新日本プロレス、FMW、SWSからインディーズと渡り歩きセメントの強さでは定評があるレジェンドの登場に心なしか終始ぴーんと緊迫感が張り詰めた空気が流れていました。
今回も色々と興味深いお話が聞けましたが、実は私にとってナガサキ選手のベストバウトは85年10月18日後楽園ホールでのブルーザー・ブロディ戦(*当時のリングネームはランボー・サクラダ)…この試合の何が凄かったのかを語るにはスペースが足りませんので(それだけで一回分のネタになる)いつか改めて取り上げたいと思います。

同じ日の夜は8時から東京スカイツリーにほど近いスタジオでインターネット放送の「前田日明のちょっと来い!!TV」の収録を観覧しました。
生放送中だと言うのに前田さん、放送禁止用語やらヤバい話を連発、聞いている方は爆笑でしたが地上波でなくてほんと良かったです(笑)。
質問コーナーではやはりプロレスファンのマニアックな質問が集中、ブロディファンの私としては前田さんの口から幻に終わったブロディ戦(86年11月24日札幌で対戦予定がブロディの謎の来日キャンセルで中止)を指して「スタン・ハンセンのインテリジェンス版、彼とは戦ってみたかった。」の言葉が聞けて嬉しかったです。

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 前田さんとチェキ撮影中
(墨田区のHさん撮影)

尚、私質問時と放送終了後のチェキ撮影会で二度に渡って6月の時と同様
(FILE No.484参照)「君、勇利アルバチャコフに似てるね。」と言われました。今回で勇利くんとして完全に認識されたようです(笑)。
私もその夜ホテルに帰って再見しましたが、嬉しい事に同番組はインターネットで無料視聴可能、私の質問シーンも流れますので皆様是非ご覧ください。

そして翌日は待望の今年二度目の来日、ミル・マスカラスのイベントでしたが今回は超プレミアム!何と初代タイガーマスクとの夢の競演によるサイン&スリーショット撮影会が実現したのです!!
新日本プロレスのリングに初代タイガーマスクが彗星の如く現れ(81年4月23日デビュー)一大ブームを巻き起こした時代、マスカラスは全日本プロレスの契約選手だった為二人が同じリングに上がる事など夢のまた夢でした。それぐらい当時の両団体は水と油、米ソ並みの冷戦状態だったからです。

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 ゴング83年3月号は夢の
対決を特集

写真はもしこの二人が戦ったら?とシュミレーションした特集を掲載した月刊ゴング(83年3月号)ですが、同誌は豊富な写真で両雄の技を紹介し「将来はともかく現時点ではまだまだ世界のトップクラスと互角の成績を残すマスカラスに一日の長あり、但しマスカラスがタイガーの事を指して「彼は所詮私のコピー、オリジナルに勝てるわけがない。」と発言したのは明らかに研究不足、タイガーは決してマスカラスのコピーではない」と鋭く分析、当時のファンはこんな記事を読みながら絶対にあり得ない対決の実現を夢見ていたのです。

時は流れ96年10月10日、両国にて初めて二人は同じリングに並び立ちました(マスカラス、タイガー、グレート・サスケ組vsドスカラス、ダイナマイト・キッド、小林邦昭組)。
さらにこの5年後、遂に二人の唯一の対決が実現(2001年8月19日 昭島メッセ、タイガー、ザ・コブラ組vsマスカラス兄弟)!
小さな会場でひっそりと?行われたこの試合は何とマスカラスがタイガーを直接フォールしたそうです!
2009年3月29日新木場(藤波辰巳、グラン浜田vsマスカラス、タイガー)、2011年10月7日後楽園(マスカラス兄弟、タイガー組vs4代目タイガー、CIMA、ウルティモ・ゲレーロ組)にもタッグを組んだ両雄ですが、残念ながら結局私は二人が同じリングに上がった4度とも生観戦出来ませんでした(涙)。

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 超感激!夢の
スリーショット実現!
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 あまりの緊張に頭の中が真っ白になりました(笑)。

特に前述の2001年の唯一の対決は私が知る限り映像すらなく観られなかったのはゲスの極み、じゃなかった痛恨の極み…無理してでも何としても行くべきでした。我が人生後悔だらけなり、ですよ(涙)。

前置きが長くなりましたが、そんな二人との奇跡のスリーショット撮影会の実現、まず間違いなく最初で最後でしょうから告知を見た時は信じられない思いでした。
当日集まったマニアは約60人、皆かつてのプロレス少年&少女に戻って目を輝かせていましたが、私もほんと前の晩から緊張していましたよ。何しろ一人でもびびるのに今回は二大レジェンドに挟まれるのですからね!

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 帰り際のマスカラス、
この後昼食へ…
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 虎仮面を脱いだ素顔の
佐山サトルさん

狭いお店でのイベントにつき一人ひとり入室して寄せ書きサインを頂き撮影の段取りでしたが、自分の順番の時はまさしく心臓バクバク状態、舞い上がってその間の記憶が飛んでいます(笑)。終わって外に出た瞬間一気に肩の力が抜けました。
タクシーに乗って立ち去ったマスカラスと虎の仮面を脱ぎ素顔に戻った佐山さんを見送って夢の時間はあっと言う間に終了、ようやく現実に戻った私は全日本プロレスの両国大会の観戦に向かいました。

全日本にとっては三年ぶりとなる両国、3時から始まった興行は全11試合、終了は何と8時20分! おいおい「レッスルマニア」より長いじゃないか!
疲れて集中力は落ちるし、館内は食べる物もあまり売ってないから腹は減るしほんと勘弁して欲しかったですが、それはともかく大会にはドリー・ファンク・ジュニア、チャボ・ゲレロ、ザ・グレート・カブキなどレジェンドが出場して花を添えてくれました。
チャボと言えば忘れてはならないのが大仁田襲撃トロフィー破壊事件 (FILE No.492参照)、記念撮影ではこのアングル再現を狙って公約通り?トロフィーを持参しました。

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 公約通りチャボの
トロフィー事件再現?

わざわざこの為だけに会社に転がっていた昔のゴルフコンペのトロフィーを東京まで持って来る私、我ながら究極の馬鹿(笑)、チャボ本人も苦笑してました(内心呆れていた?)。役目を終えたトロフィーは例によって同行した墨田区のHさんに無理やり頼んで大阪に送ってもらいましたが(毎度毎度すみません!)次回はもっと小さなトロフィーを調達します(笑)。
全日本両国ダイジェストはこちらをクリック

へとへとになった両国の翌日は後楽園ホールでの東京愚連隊興行、ドリー、チャボ、カブキらレジェンド勢が前日に続き出場、しかしこの日のメインは勿論仮面貴族です!

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 ザ・グレート・カブキ選手とともに…

会場に到着すると前日サイン&撮影会で顔を合わせたファンが何やら興奮気味に「昨日あれから大変な事があったんですよ!」と話しかけて来ました。
聞けばその方、イベント終了後昼食をとる為水道橋のあるレストランに入ったらそこに素顔のマスカラスがいたそうで(笑)! サイン会をやったお店のオーナーと一緒だから すぐわかったとの事でしたが、素顔のマスカラスは帽子を被り短い白髪に黒い口髭の紳士だったそうです。
「40年マスカラスを追っかけてますが素顔初めて見ちゃいました!」と感激してましたが、まさか話しかけるわけにもいかず(素顔のマスクマンに声をかけるのはマナー違反)ひたすら知らんぷりしていたそうです。
我々ファンにとってはあのMのマークのマスク姿が素顔みたいなものですから、見たいような見たくないようなマスカラスの本当の素顔…でもやっぱり見たい!あ〜私もそのお店行けば良かった!

この日のメインはマスカラスの保持するIWA世界ヘビー級王座の防衛戦でした。
IWAは75年アメリカ北東部にて旗揚げしたインディで、マスカラスを初代ヘビー級王者に認定したものの資金不足であえなく興行停止、しかしマスカラスは団体崩壊後も王 座を保持し続けて防衛戦を行って来ました。
日本でも過去7回防衛戦が行われ、私は99年8月のドクトル・ワグナーとの試合をIMPホールで観戦しました。

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 17年ぶりにIWA世界戦が
日本で実現!

この日挑戦者に抜擢されたNOSAWA論外選手いわく「マスカラスの防衛回数は1000回はいってるだろう。」こうなるとルー・テーズの936連勝、ヒクソン・グレイシーの400戦無敗と同じくもはや都市伝説、ファンタジーの世界ですが(笑)1000回はともかくマスカラスがこのベルトを41年間保持し続けた事に間違いはなく、個人所有の永久王座として世界でも例を見ない大偉業なのです。
鷲を施したそのベルトは格好良く威厳に溢れ、私にとっては昔から憧れのベルトで何とかレプリカが入手出来ないかと色々と各方面に当たっております。

マスカラスと言えば忘れてはならないのがオーバーマスクの投げ入れで、今回もチケットは論外選手から直接購入し二年前にマスクを見事にゲットした(FILE No.406 参照)縁起の良い南側最前列の席を用意して頂きました。

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 このベルトが欲しい!

冷静に考えりゃそうそう都合良くこっちに飛んでくるわけもないのですが、この日も墨田区のHさんと並んでの観戦で、かつてマスカラスのマスクをゲットした私とゆずポンキャップをキャッチしたHさんの最強コンビが揃えば怖いものなし?と内心期待していました。
お馴染み「スカイハイ」のテーマが流れる中マスカラスのゴージャスな入場、今宵は着物生地のオーバーマスク(50周年モデル)でしたがリングインするとすぐにマスクを脱ぎセコンドに渡してしまいました。
あれっ?と思ったその下からは白ジャージの初期モデルマスクが…どうやらこちらがファンへのプレゼント用らしいです。つまり今回は史上初?マスクを三枚も被っていたのです!
8月の青森(FILE No.487,489参照)もそうでしたが最近は何故かオーバーマスクとファンサービスマスクを分けるようで、これは経費節減、はたまた何処かの金持ちのタニマチが売約済みなのか(笑)?
「ミル〜、マスカラス〜!」のコールとともに白マスクに手をかけ客席へ、マスクが飛んだ先がよりによってマスカラスが入場して来た東側の通路方面、つまりファンが一番集まっていた場所でしたからさあ大変、わっと人が群がりあわや乱闘寸前、殺気が立ち込めていました。結局何人かの権利保持者で会場後方に移動してじゃんけんで決めたようですが、素直に私めがけて投げてくだされば良いのに…本当に罪作りな人です(笑)。
三枚目の試合用マスクはこの日のコスチュームに合わせて赤ラメ、スパイダーマンを思わせる全身真っ赤のマスカラスが定番フルコースで論外を破りメインを締めくくりました。
マスカラスVS論外、IWA防衛戦はこちらをクリック

マスク奪取こそならなかったものの、伝説のベルトを真近で見る事が出来て大満足でしたが、一方で仮面貴族伝説が確実に最終章に入りつつある事も実感しました。
いつになるかはわからない、しかしいつかはやって来る伝説の終焉、最後の日までしっかりと見守り続けたいと思います。

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