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社長の経営日誌

 FILE No.290 2012.9.8
「 インディペンデント 」
 300回までM10 

残暑厳しい毎日ですが、左上 に注目!
前人未到の連載300回までのマジックが点滅しはじめました。
ちょっと気が早いですが300回目のネタは何にしようかと悩む今日この頃です。
良識ある私ですから300回記念ぐらいはプロレスネタは避けますが、そう言いながらも今回もプロレス(笑)、先月のお盆直前、8月11〜12日はまたしても連日のプロレス観戦デーとなりました。
この時期、まだ世の中はにわかファンたちがオリンピックに大騒ぎしていましたが我らプロレスファンはそんな状況など全く眼中になし、世間の白い目(白目と言えば永田裕志!)などどこ吹く風、オリンピックの時だけ騒ぐ連中にがたがた言われたくないよなあ…。

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 デスマッチの帝王、
ミスター・ポーゴ選手と…

11日は大阪市の西区民センターという小さな会場にWWSがやって来ました。
WWSと言っても誰も知らないでしょうが、群馬県が生んだスーパースター?、ミスター・ポーゴ先生(プロフィールは FILE No.107参照)が率いるインディペンデント団体で、普段は群馬で活動している同団体がこの日、大阪に初進出したのです。

インディペンデント、略してインディとは直訳すると「独立」を意味しており、プロレス界においては小規模のプロレス団体の呼称として使われます。
インディの対義語となるのがメジャーで、業界では暗黙のうちに新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの三団体がメジャー団体と言われています。

一般人にはメジャーとインディの線引きはどこなのかさっぱりわからないでしょうが、別に明確な定義があるわけではありません。
ただ、一昔前は
(1)地上波でテレビ放送されている。
(2)定期的に一万人規模の大会場で興行を行っている。
(3)知名度の高い、実力のあるレスラーが所属(参戦)している。
といった事がメジャー団体の暗黙の条件でした。

しかし業界全体が地盤沈下してしまった現在、かろうじて地上波テレビのレギュラー(但し深夜枠)を持っているのは新日本だけで口の悪い人に言わせれば全団体がインディ化している感は否めません。
それでも老舗・新日本プロレスは毎年東京ドームを使用しているし、定期的に両国国技館クラスの大会場で興行を行っているのですからまだまだ他の追随を許さない業界一のメジャーとしての存在感を保っています。

この日のWWSなどはプロレス専門誌にすら滅多に掲載される事のない、まさしく「どインディ」(失礼!)会場に着くとロビーの切符売り場にはあらら、この日の主役であるポーゴ先生が座って自ら切符を売っていました。インディならではのほのぼのとした光景です。
会場ではインディ大好き、四国銀行の有光支店長と合流しました。
観客数はどう見ても100人程度、しかしこの「どインディ」にこの日は世間が誰でも知っている「メジャー」な大物が参戦していました。
そう、「邪道」大仁田厚です!

大仁田とポーゴは1990年以来、もう22年近くも抗争を展開しており西宮スタジアム、東京ドーム、万博広場と電流爆破、時限爆弾、地雷を使った二人の命がけのデスマッチを私は何度も目撃しました。
そんな宿命のライバルが22年の時を経て場末の小さな会場で戦う…まさしくプロレスは大河ドラマです。

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 試合前、気さくに話し
てくれた大仁田厚選手

メインが始まる直前、デスマッチ準備の為に数分間のインターバルがあったのですが、ふと見るとリングに向かう直前の大仁田選手がロビーの椅子に座っているではないですか! こんなところもインディならでは、目ざとい我々ファンが数人、早速大仁田選手を取り囲み数分間のトーク・タイムが始まり、大仁田選手は気さくに語りかけてくれました。
「こないだよう、タイガーマスクと試合をした時(6月20日後楽園FILE No.280参照)、俺、足四の字固めを使ったんだよ。」 私がすかさず「その試合観に行きました!」と言うと

「あっ、観てくれたんだ。マスコミの奴ら、俺が四の字を使ったのに驚いたって言いやがるんだ。俺は全日本プロレスで育ったんだから一通りの基本技は全部出来るんだよ(笑)。」

「プロレスっていいよなあ。ドームに何万人も集まったかと思ったらこんなに小さな会場にもファンは来てくれる。 俺、5回(!)も引退したのにまだプロレスをやってるんだから本当に好きなんだよなあ…。でも次に引退しても誰も信じないだろうなあ(笑)。」

ここで試合開始の準備が整いトークは終了、入場テーマ曲が流れ出すと一瞬にして大仁田選手は戦う男の顔に変わりリングに向かいました。
流血の激闘が終わり(大仁田とポーゴのデスマッチはこちらをクリック)、リング上ではおなじみの大仁田劇場、ペットボトルの水を振りまく「聖水」パフォーマンスが始まり、私も頭から水を被ってびしょ濡れにされました。ありがたやありがたや(笑)…。

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 会場に着いたものの、
リングがない!!
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 こんな張り紙が…
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 トラックが到着すると皆が拍手!

さて、翌12日は大阪・鶴見緑地、インディとしては長い歴史を持つ(95年旗揚げ)大日本プロレス、炎天下の真っ昼間に野外での試合です。
試合開始時間の昼1時の直前に会場に着いてみてびっくり!
な、何とリングが、リングがない!!
お盆前の高速道路の大渋滞に巻き込まれリングを積んだトラックが遅れているとの事、とんだハプニングですが酷暑の中、待ち続けるしかありません。
2時にようやくトラックが到着、それからレスラー、スタッフが総出でリングを組み立て椅子を並べて3時にゴング、2時間遅れでの試合開始となりました。
文句一つ言わず待ち続けたプロレスファンの温かさを感じましたが、普段はなかなか見る事のできないリングができるまでをじっくりと見物できたのは良かったです。
多くの人に夢と感動を与える「四角いジャングル」はこうやって完成するのですね。(こちらをクリック

この日のメインは炎天下に相応しく何とファイアー・デスマッチ、命知らずでクレージーな戦いが繰り広げられました(心臓の弱い方以外はこちらをクリック)。

尚、この日も会場では有光支店長と合流、お互いにお勤めご苦労様です(笑)。
長い一日が終わりすっかり日焼けしてしまいました。

一歩間違えば命を落としかねない危険と背中合わせでリングに上がり、観客を楽しませるプロレスラーとは本当にハイリスクで割りに合わない、好きでないとできない商売です。
メジャーと比較すると決して恵まれてるとは言い難いインディの原動力となっているのは世間やメジャーに対する反骨心でしょうか。
理不尽がまかり通る無法地帯にも関わらず誰もが長い物に巻かれてしまう体質の我が包装業界ですが、当社はインディ魂を見習って反骨の精神を忘れないようにしたいものです。

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