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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
  FILE No.544 2017.10.21  

「 星空コンサート♪ 」

10月も半ばを過ぎ朝夕涼しくなってまいりました…などと言いながら実はこのブログを書いているのは8月のお盆明けである事をカミングアウトします(笑)。
地獄のような猛暑が続いていたこの時期、私は4月29日京都でのソロ・コンサート
(FILE No.531 「木綿のハンカチーフ」 参照)の後、5〜7月の三か月間も太田裕美さんのコンサートに行けず禁断症状に苦しんでいました。
勿論この間も裕美さんはコンスタントに活動を続けていましたが、東北や長野とあまりにも遠方でソロでなくジョイント・コンサートばかりだったので流石に見送り(この間の唯一のソロ、6月の渋谷に行けなかった事がショック!)、禁断症状がピークに高まった頃、8月5日、岐阜県加茂郡八百津町におけるイベントでの無料コンサートが発表されました。

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 杉原ウィーク、星空コン
サートに裕美さん登場!

同町は第2次世界大戦中、国の命令に背いてビザを発給し多くのユダヤ人の難民の命を救った事で有名な元外交官・杉原千畝氏の生誕の地であり、毎年杉原の命日である7月31日を含む一週間を「杉原ウィーク」として各種イベントを開催しており、その目玉である「星空コンサート~丘にのぼれば平和が見える〜」に裕美さんが招かれたのです。
暑い時期の野外、行くのも大変そうな場所、そのうえ無料イベントですから時間もやや短めにつき、一瞬迷いましたが誘惑には勝てず(やっぱり 笑)遠征する事にしました。
当初この日は新日本プロレスのG1・大阪大会に行くつもりで既にチケットも手配済みでした。今やプラチナペーパーと化している新日本のチケット、今回は珍しく前から2列目が取れていたのでいささか残念でしたが、ネット・オークションに出品したら12500円のチケットが17000円で売れましたよ。

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 名鉄線の新可児から乗り
換えた明智駅は無人

さて、当日は暑さ対策を万全にして12時3分新大阪発の新幹線に乗りました。
名古屋で名鉄線に乗り換え、新可児(しんかに)経由で明智という駅に到着したのが2時18分、ここからタクシーに乗れば良いと安易に考えていたら明智は何と無人駅で、駅前にはタクシーどころか人っ子一人いやしません(苦笑)。
バスの時刻表を見ると1時間に2本ほどしかなく次のバスが来るのが2時51分、つまり炎天下に30分も待たされる羽目になりました。

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 八百津町ファミリー
センター前からは無料
タクシーへ

ここで、やはり県外からやって来た熱心な裕美ファン(通称ヒロミスト)たちと一緒になり、雑談をしながら時間を潰してやって来たバスに揺られ終点の八百津町ファミリーセンター前に着いたのが3時16分、ここからは無料観光タクシーが用意されており、5分程で今宵の会場となる人道の丘公園に到着しました。
ステージが作られた交流広場には既に遠方から来た熱心なヒロミストたちが多数、ロープが張ってありまだ芝生内には入れないのですが、何処からか裕美さんの歌声が聴こえてくる?…数十メートル先のステージではちょうどリハーサルの真っ最中だったのです! 待ち時間にリハの歌声がかすかに聴こえた事は過去にも何度かありましたが、こんなにはっきりと、しかも遠距離とは言えこの目で見学出来たのは初めてで興奮しました。

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 人道の丘公園にある命の
ビザのモニュメント

暑いのでサングラスに日傘をさしたまま歌っていた裕美さん、ピアノを弾く時もスタッフに傘をさしてもらうお姫様状態(笑)、本日ラストには地元の中学生との合唱も予定されており、最後はその中学生たちもステージに上がり一緒に練習、「じゃ、宜しくね!」と言い残して退場しました。
何処か近場に控室があるようで裕美さんはマイクロバスに乗って移動、我らヒロミストたちが急いでかけて行ってバスを見送ったもののこのバス、車窓が真っ黒で中が全く見えません。皆でとりあえず見えない窓に向けて手を振りました(笑)。

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 開場と同時にステージ前
目がけて全力疾走!

ようやく開場時間の5時、係員が張っていた細いロープにテープカットの如くハサミを入れた瞬間、皆一斉に芝生の上を数十メートル猛ダッシュ、慣れない全力疾走で息が上がりましたが、おかげでどうにかステージ前の最前列に場所を確保出来ました。
6時にイベント開始、冒頭で地元のエライさんが挨拶に立ち「本日のゲスト、太田裕美さんが「さらばシベリア鉄道」を歌って下さると思いますが、杉原千畝からビザの発給を受けたユダヤ人たちが亡命の為に乗車したのがシベリア鉄道でした。」との説明があり、この月の終わりにいよいよ長年の夢であったシベリア鉄道に乗車が決まっていた(詳細は来週!)私はモチベーションが上がりました。
そう言えば一昨年杉原千畝の映画が公開され、主役を務めたのが唐沢寿明さん、そして奥様役が小雪さん、何と私の大好きな「不毛地帯」(FILE No.441 参照)のコンビ復活だったのです。当時観に行きたかったのですが時間が取れず見逃がしてしまいましたので、機会があればじっくり観たいものです。

6時15分、司会者の呼び込みでやっとやっとこの日の主役・裕美さんが登場、「こんにちは〜!」の第一声とともにオープニング曲「恋のハーフムーン」でスタートしました。
「今日は台風5号の影響もなく良いお天気で、皆さんの心がけの良さだと思います(笑)。コンサートが始まる頃はもう暗くなってお月様も出ているだろうと思って1曲目に「恋のハーフムーン」を選んだらまだ随分と明るくて、挨拶で思わず「こんにちは」と言ってしまいました。夏の野外コンサートは天気が変わりやすいので始まるまで心配ですが、天気さえ良ければ虫の声とか風の音が音楽を応援してくれているようで本当に気持ちいいです。でも皆さんは暑いよね(笑)?」

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 1000人が詰めかけ大盛況

ファンを気遣ってくれた裕美さんでしたが、途中からはすっかり陽が落ちて暑さも和らぎ心地よい涼しさ、そして裕美さんの言葉通りに虫の声が聴こえ、満月も出て(空を指さし「あっ、満月よ!綺麗ね」)何とも幻想的なムード、ステージを照らすライトに向けて蛾やら飛び交いましたが、それがまた「星空コンサート」に相応しい雰囲気を醸し出していました。
イベントのテーマである杉原千畝に触れた裕美さん、「国の命令に背いてビザを発給してそれによって国外に出た人が6000人以上いて、今はその子孫が20万人になったという、大変勇気のある人だと思います。その人たちは今も杉原さんに感謝しているし、心と心の繋がりの大切さを感じます。」
「私は歌う事しか出来ませんが、音楽は皆が心が繋がりあうもの、平和なツールだと思うし、言葉が通じなくても音楽によって心が通じ合う。私も聴きに来て下さった方がほんの少しでも元気ずけられたり、気持ちが和らいだり、幸せな気持ちになってくれる事を願ってこれからもコンサートを続けていきます。」
最後は「木綿のハンカチーフ」、そして「さらばシベリア鉄道」で幕、一旦退場し中学生たちが上がると再登場、「命の歌(唄?)」の合唱で7時半、感動のステージが終了しました。

帰りは臨時の無料シャトルバスに急いで乗車、八百津町ファミリーセンター前まで戻りそこからバスでまた明智駅に戻って来ましたが単線無人のこの駅、次の電車が来るまで30分近く待たねばなりません。また遠方のヒロミストたちと一緒になりましたので、皆で相談して電話ボックスから呼んだタクシーに4人の割り勘で乗車、お隣の新可児まで行きそこから名鉄線に乗りました。名古屋から新幹線に乗り継ぎ家にたどり着いたのが11時40分、どうにか日付け超えは防げました(笑)。

さて、この日も私はセットリスト作成の為、裕美さんの歌った曲目をメモしていました。
この日は無料イベントにつき最近復活したセットリストの張り出しが無くメモだけが頼り、しかしフルバージョンのソロ・コンサートのようにアルバムのマニアックな曲が無いので、今回は比較的楽な作業でした。
裕美さんのファンが運営する私設サイトがあり、ヒロミストたちが情報交換やコンサートのレポートなどを自由に書き込む場として私も何度か投稿させて頂いた事があります。
今回も行かれた方は勿論、残念ながら行けなかった方にも少しでも雰囲気を感じて頂こうと、セットリストと裕美さんがMCで主に語った事などをまとめてアップして頂きました。
MCで語った事もやはり要点だけをメモして、後は可能な限り記憶を辿って文章化するのですが、これはなかなか良い脳トレになります(笑)。
サイトの管理人からも「詳細なレポート有難うございます。」とお礼の言葉を頂いたのですが、その翌日私宛に一通のメールが届きました。
「八百津町観光協会スタッフより」の名前で「田宮様、先日はご来場有難うございます。」
のお礼から始まり「MCの再現が正確すぎて、禁止事項である録音行為を疑わざるを得ません。太田裕美さんの事務所に対しても失礼ですし、削除して頂けませんでしょうか。」とあってびっくりしました!
すぐに記載されていたアドレスに返信したら何故かエラーになったのが不可解でしたが、まさかこんないたずらする暇人もいないでしょうし(笑)ま、本物でしょう。
しかし全くの濡れ衣、言いがかりも甚だしく何でそれが裕美さんの迷惑になるのかわけがわからず非常に心外でした。黙殺しようかとも思いましたが、相手は一応主催者側のようですし、問題がこじれ万が一にもファンサイト全体に迷惑が及んでは大変なので、管理人に事情を話し削除して頂きました。
翌日に別の方が「傍で見ていた男」のハンドルネームで、「近くで見ていましたが全くの濡れ衣ですね。ご本人の名誉の為にも…。」と書き込みしてくださっていて、ひょっとしてすぐお隣に座っていたあの人かな?と思いながら喜んでいました。

折角裕美さんの美しい歌声の余韻に浸り高揚した気分が、八百津町の杓子定規な言いがかり(杉原千畝よ、何とかしてくれ!笑)で台無しになってしまいましたが、裏を返せば録音疑惑がかけられるほど私のレポートが完璧だったと良いふうに考えるようにしましょう。まさかこのブログにはクレームつかないだろうな(笑)。

涼しい季節にお送りする暑い8月のネタ、もう少し続きますので…。

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