先月の26〜28日、流通システム研究会で約一年ぶりに札幌に行って来ました。
これまでの札幌行きは全て飛行機でしたが、今回は自腹を切って何と!!
豪華寝台特急として名高いトワイライトエクスプレスに乗っちゃいましたよ〜!!
何度もトワイライトに乗車経験のある某コップ屋さんのお勧めもあり、以前からチャンスがあれば一度乗ってみたかったのです。
大阪〜札幌間は22時間の旅、飛行機なら2時間で着く先にあえてこれだけの時間をかけて行くのもオツなもの、日頃から神経の休まる間のないしがない社長様にとっては最高に贅沢な時間です。
問題はチケットの入手で、トワイライトの乗車券は文字通りのプラチナ・ペーパー、獲得は非常に困難と言われています。
個室をとりたくて発売日の10時きっかりにJRのみどりの窓口に並んだのですが、あっさり満室の回答、しかし直前にキャンセルが出る確率が高いのでそれから連日のみどりの窓口通いが始まりました。
言いだしっぺのコップ屋さんも多大な協力をして下さり何度も窓口に通ってくれましたが、乗車数日前になっても個室の空席は出ず、Bコンパートメント(一部屋に二段ベッドが対面に並んでいる)はいくつか空いていたのでやむなく二段ベッドの下段を指定して(上段は最悪だとか)切符を買い、これでとにかく乗車は決定!あとは個室にキャンセルが出れば交換してもらうつもりで当日を迎えたのです。
遠足やお祭りの前の子供の如く、前の晩は興奮してなかなか寝付けませんでした(笑)。
結局、当日になっても個室は空かず、満席御礼。9月終わりの平日だと言うのにやはり人気あるのですね〜。
11時50分に大阪を出発、いよいよ22時間、1500Kmの長旅の始まりです。
私の入ったBコンパートメントは対面の二段ベッドの男性二人組が乗車と同時に4号車にあるサロンカーに行って夜まで戻って来ず(*寝転がれるわけじゃないのでサロンにずっといる方がしんどいんじゃないかと思うのですが)、私のベッドの上段もずっと空で(17時59分、直江津から一人乗車)結局夜までは個室状態でした。
乗車して約1時間、13時からは3号車のダイナープレヤデス(食堂車)が開くのでさあ、昼食!と思ったのですが私の9号車から3号車は遠く、一足違いで満席に…。
改めて出直して結局食事にありつけたのは14時前でした。
そう言えば私が子供の頃は新幹線にもまだビュッフェ(なつかしい!)と呼ばれる食堂車がありました。たまに乗車すると食事に連れて行ってもらうのが楽しみだったものです。ハンバーグランチを頂きながらそんな事を思い出していました。
列車は15時40分に金沢着(田井社長、お元気ですか、明日は宜しく!)と心の中で叫び3分間の停車を利用してプラットホームに出て外の空気を吸い込みました。
何しろ丸一日の移動、予想していた事とはいえかなり退屈です。
暇潰しにメールやインターネットなどしているとあっという間にスマホの電池はなくなりますが、充電する場所がありません。
車両間のドアも殆どが自動でなく手動だし、この電車何となく昭和チックしているんですよね〜(運行開始は平成元年との事ですが)。
「車窓の景色?10分で飽きます。」とやはりトワイライト乗車経験ありの田井さんに聞いていましたので、本を何冊か持ってきて助かりました。
17時に新潟県に入り、車窓の景色の目玉?夕焼けの日本海が見えてきました。
そうこうしているうちに19時半のディナーの時間です。
しかし、昼食が遅めだったうえに何しろ全く動いていないので全然お腹がすいてない! この状況で重たいフレンチのフルコースとは…、昼食を乗車前にしておけば良かったと後悔しました。
ディナーの用意が整ったとのアナウンスに皆、ぞろぞろと食堂車に移動しますが私はそのような状態だったので、できるだけゆっくり少し遅れていこうと思って19時45分ごろまでサロンに座っていたら係員が呼びに来てしまいました(笑)。
…と言うわけで豪華ディナーをかなり無理して詰め込んでその夜は胃薬をたっぷり飲んで床に着いたのでした…。
翌朝は5時半に起床、ぐっすり眠れたのですがやはり電車の中ですから疲れは残っています。
6時過ぎには雄大な北海道の海が見えてきました。
7時半には朝食、電車内での三度目の食事です。
朝は和食、一晩寝たおかげもあり今度はおいしく頂けました。
そして9時52分、とうとう札幌着、いや〜、長かった…。
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本日の会議&宿泊先であるタワーホテル日航札幌は駅とすぐ隣接しています。
会議は午後からなので私は荷物だけを預けて近くの時計台の見学、ラーメン横丁で昼食と観光客の定番コースに出かけました。
時計台を訪れるのは確か通算三度目か四度目だと思うのですが、何度観ても巨大な百葉箱(これもなつかしい言葉だ)にしか見えないんだよなあ…。
昨年も来たラーメン横丁で今年は「華龍」というお店で北海道らしくホタテラーメンを頂きました。
午後からの会議、そして食事会が終わると流石に疲れがどっと出て来て、ホテルの部屋でマッサージをお願いしてそのままぐっすりと寝ました。
当たり前ですが、やはり寝台車より気持ちよく眠れます…。
さて翌日は札幌ゴルフ倶楽部輪厚(わっつと読む)コースでのゴルフ、北海道のコースは広くてOBは少ないものの、芝生が長くて本当難しいんですよ。
おかげで私は112と不甲斐無い成績、それにこの日はカートなしなので歩き疲れました。 ドラコン賞を一つゲットしたのがこの日の収穫、私が獲れるのはこの賞ばっかりです(苦笑)。
帰りは18時発の飛行機でLCC(格安航空会社)の元祖、ピーチを初体験!
実は前述のように行きはトワイライトエクスプレスのチケットをぎりぎりまで獲るつもりだったので、予備として安いピーチを押さえようと思い社員に「行きはピーチで、帰りは通常の飛行機で」と頼んだのですが、そそっかしい当社の社員が往復でピーチを買ってしまったのです(笑)。
おかげでピーチに初めて乗る事になったのですが、行きはトワイライト、帰りはピーチとこの落差は凄い(笑)。
確かに座席は多少狭くて窮屈でしたが思ったほどではなく(何しろ私はスリムですから 笑)離陸してまもなく熟睡してしまった事もあり、案外と早く感じました。
実にハードな三日間の旅でしたが、次の機会には今度は札幌発のトワイライトにも乗車してみたいものです。
疲れたと言いながらも帰った翌日の29日土曜日には猪木信者の使命?日帰りでIGF名古屋大会を観戦に行っている私、読者の皆様呆れる無かれ・・・。
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