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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
  FILE No.638 2019.8.10  

「 私、レジ袋の味方です(7) 」

前回、レジ袋有料化の法規制の矛盾についての駄文(FILE No.634 参照)を掲載させて頂きました。
それを書いたのが6月末でしたが、直後の7月1日に名古屋で中川製袋化工さんの代理店会(サンN会)に参加したところ、中川兼一社長から会員にレジ袋問題に関する見解が書面で配布され驚きました。
同社のサイト(http://www.nakagawaseitai.co.jp/参照)で2回に渡り掲載されていますが、流石に国産レジ袋メーカーのパイオニアらしく、私の駄文など比べ物にならないほど理論整然と矛盾と核心を突いていますので是非ご覧下さい。

以下、同文よりの受売りで一番笑ったのが環境省のお役人の主張です。
レジ袋が環境対策に効果がないのはわかっている。しかし有料化は進めなければならない。レジ袋は日本国民で知らない人はいないぐらい認知度の高い物、これを削減する事は皆が環境に貢献しているイメージが湧きやすくプラごみ削減のきっかけになる。」
やっぱり効果がないの自分たちだってわかってるんじゃん(笑)!そりゃあ官僚なんて頭の良いエリートの集まりですから当然と言えば当然ですが、「わかりやすいから」だけでスケープゴート(生贄)になってくれ、はあまりに酷い!
欧米各国でもレジ袋バッシングは拡大中で、デンマークのように全面禁止を打ち出した国もあり、国際会議ではレジ袋規制の度合いがその国の環境対策の水準をはかる一つのものさしとなっているとの事、従って日本も何もしないわけにはいかないのでしょう。
但し世界の多くの国が日本のように優れたゴミの回収及び焼却のシステムを持っておらず、消費者のごみ投棄が日常茶飯事になっているという背景を見逃してはなりません。
もし大雨でも降って洪水が起こると多くのプラごみが川や海に流れ込む為、それを防ぐにはそもそものプラスチックの使用を何としても減らさなければならないのです。
公表されたデータによると中国からのプラごみの海洋流出は300〜400万トン、一方日本は2〜6万トンと圧倒的に少なく、ニュースなどでよく流れる日本の海岸に打ち上げられたプラごみの大半は周辺諸国によるものです。太平洋上に日本からのごみが大量に漂っていたとの報告もありましたが、その大半は東日本大震災の津波による一時的なものでした。
「レジ袋の削減が環境対策に全く効果がないとは言わない。しかし大きな効果が伴わない事に躍起になる暇があるなら海洋プラを大量に流出している国に日本の優れたごみ回収及び焼却システムを普及させるよう国際協力をするなど、もっと優先する事があるのではないか?」という中川社長の主張は100%正論です。

会に参加していた同業とも色々話し合ったのですが、既に10年前にレジ袋の有料化が自主規制された地域では「レジ袋の出荷量が9割減った。」その代わりに「ゴミ袋の出荷量が増えた。」と(笑)。
しかも前回私が提言した「レジ袋型のゴミ袋をサービスで無料配布」、なんと実際10年前にこれをやったお店があったそうです!
画期的試み?はお客様から好評だったようですが、行政からのクレーム&圧力で止めてしまったとの事…誠に残念ですが結局馬鹿を見るのは今まで無料で入手出来たゴミ袋(=レジ袋)にわざわざ金を払う消費者ですね。
でも、その時とことん揉めて出るところに出る展開にでもなっていたら果たしてどうなったか?ゴミ袋をサービスで配る事自体に何ら違法性は無いし、貰った袋に購入した商品を入れるのも客の自由、それを咎めるのがおかしいはずです。
出るとこに出ると言えば中川社長は「今回のレジ袋有料化は憲法第22条1項の営業の自由に抵触しないのか?」とまで問題提起しています。
レジ袋を製造することを生業(なりわい)としている製造業とレジ袋の無料配布を営業活動の一環として行っている小売業、レジ袋の有料義務化は国がこれを侵害するのに等しい行為で、出来る事なら一企業でなく業界あげてこういう声を上げて行きたいものです。

そう言えば一時期、使い捨ての割り箸が森林破壊に繋がると叩かれた事がありました。
市町村などの多くの役所や外食産業らが割り箸を廃止しプラスチックの箸に移行しましたが、最近の脱プラスチックの流れの中、また割り箸に回帰する現象が起こりつつあるようです。
ユーザーからすればはしごを外された気分でしょうが、森林破壊と言っても伐採した樹木の中で建築材料として使い物にならない端材を割り箸として利用している事を知っていた私は当時から「馬鹿な事やっているなあ。」と半ば呆れていました(苦笑)。
レジ袋にしても「な〜んだ、ゴミ袋に再利用して用途が済めば燃やすのが一番環境に優しいじゃん。」というごく当たり前の事に皆が気づいて今と全く逆の流れになるかもしれません。その時に誰が責任とるんだよ!

さあ、ビジネスの話はこのぐらいにしてそろそろプロレスネタ(急に活き活きして来た! 笑)…未だ積み残っている6月編、23日は元W☆NG代表・茨城清志氏主催のトークイベントに行って来ました。
同氏の主催イベントには5月のキラー・カーン&ケンドー・ナガサキに続き二ヶ月連続の参加ですが、今回の主役はなんと中牧昭二さんです! プロレスファン以外には馴染みが無いかもしれませんが、かつて世間を騒がせたあの出来事の主犯?と言えば「ああ、あの人!」と皆さん思い出すのではないでしょうか?
1990年、巨人軍の桑田真澄投手を中心としたプロ野球界の裏金問題を明かした驚愕の暴露本「さらば桑田真澄、さらばプロ野球」が出版されましたが、この著者こそ中牧さん其の人だったのです!
中牧さんがカドヤスポーツ(スポーツ用品メーカー)の販売促進課長だった時代にいかに桑田にたかられたかを赤裸々に明かした同書はベストセラーとなり、本の内容が国会でも取り上げられる程の社会問題となりました。
一躍時の人になった中牧さんはその後、まさかのプロレスラー転向! 誰もが売名行為と思いましたが中牧さんは本気も本気、過酷なテストをクリアし大仁田厚のFMWに入団、後にW☆NG→IWAジャパン、大日本プロレスとインディマットで活躍しました。
プロレス引退後は議員秘書をされていると聞いていましたが、ファンの前に姿を見せる事が殆ど無かったのでお会い出来るのが楽しみでした。

イベント会場は新宿ルノアールの貸し会議室で開始は15時からでしたが、部屋は予約時間の10分前からしか鍵が開かないので早く着いた私はルノアールでお茶を飲んでいました。
2時頃、中牧さんが到着、レスラー時代と比べると幾分スリムになりましたが額には傷が残っており、一目でわかりました。
部屋が閉まっていて立ち往生の中牧さんに声をかけてアイスコーヒーをご馳走(笑)、時間までお話をさせて頂けました。
「茨城に2時には来てくれって言われたので約束通りに来たらこれだよ、ほんとあのオッサンは相変わらずだな。」とぼやく事しきりの中牧さん、伝説のW☆NG時間?は未だ健在です(笑)。

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 イベント開始前に中牧さんとコーヒータイム、貴重なお話を

現在は通算20年近くに及んだ議員秘書時代の人脈から7〜8社の企業と顧問契約を結んでいるとの事で、悠々自適?の毎日が羨ましい限り(笑)、その中にはアイドルをプロデュースする会社もあり、イベントの招待券も頂いてしまいました。

FMW後楽園大会のターザン後藤戦で血みどろデビュー(92年5月31日)を果たした中牧さんでしたがわずか4ヶ月後(9月19日)、横浜スタジアムでは唐突に「引退試合」が組まれサブゥーにわずか2分37秒で秒殺されました。
(ああ、年齢・体力的にやっぱり無理だったか、それにしても早い引退だな。)と当時思ったものでしたが、引退のわずか数カ月後、中牧さんはW☆NGでまさかの復活!
一体この一連の流れの裏には何があったのか?
「その年の夏に知り合ったある地方のプロモーターさん(後のIWAジャパン代表・浅野起州氏)と意気投合して、その線からW☆ING移籍の交渉をしたんですよ。
お金とかの問題でなく、W☆INGの方が自由にのびのびやれそうだったんでね。
自分は筋を通して会社(FMW)に移籍したいので退団したいと申し出たら返事を保留にされて唐突に引退試合が組まれた。自分を制裁して恥をかかせろとサブゥーに指令が下っていたそうです。サブゥーは本当にナイスガイでリング外では自分も仲が良かったんで(そういう役割を)嫌がってましたけどね。」

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 議員秘書引退後も充実した毎日を送られているとの事

当時、一部マニアの間で「あの引退試合はサブゥーを使った中牧潰し説」が流れましたが、27年の時を超えて真実だった事がわかりました!

やがてようやく茨城氏が登場、もうお一人のゲストである金村キンタローさんもやって来てトークショーが始まりました。もっとも私はネタの大半を始まる前に聞いてしまいましたが(笑)。
「毎日試合して、皆で飲みに行って…金はなかったけどあの頃が一番楽しかった。」
金村さんとともにW☆NG時代を懐かしく振り返る中牧さん、その言葉に夢を諦めなかった男の実感がこもっていました。

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 青春時代が蘇る…金村さんも加わりスリーショット

プロレス時代、議員秘書時代とネタが豊富でとても一回では話しきれないとの事で、中牧さんは(このブログ更新時には既に終わっていますが)8月にもイベント第2弾を開催されました(近日詳報)。

お盆休みに突入、世間には最大9連休となる羨ましい方もいるようですが(私は違いますよ!笑)当ブログは次回(17日更新)も6月ネタです。

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