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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
  FILE No.565 2018.3.17  

「 美女と毒蛇(2) 」

今週お届けするのは2月4日のネタ、2.4(プロレスファンならニーテンヨンと読もう)と言えば1982年の東京体育館、ジャイアント馬場VSスタン・ハンセンのシングル初対決を思い出しますねえ…あれは名勝負でした(同年のベストバウトを受賞)。

今年の2月4日は日曜日でしたが、週の初めに多くのプロレスイベントを仕掛けているチーム・フルスイングの利根川さんから突然連絡がありました。
何事かと思ったら「実は日曜日に急遽、ザ・コブラさんのイベントをやる事になったんですが…。」
ちょうど一年前にプロレスショップ「闘道館」で実現した、ザ・コブラ選手のイベント
(FILE No.515 「美女と毒蛇(1)」参照)、二年連続の開催決定!
去年もそうでしたが今回も何と急な事、もう一週間切ってますけど(笑)。
前回はサイン&写真撮影会のみでしたが、今年は2部形式で「毒蛇トーク」と題してトークショーもやるとの事、利根川さんの依頼は私が前回持参したWWFジュニア、NWA世界ジュニアの二冠ベルトのレプリカを撮影タイム用に貸して欲しいという事でした。
参加者が喜んで下さるならそんな事はお安い御用です。この日は元々、またもや「三人娘コンサート」で上京予定でしたのでその前に持参する事にしました。
コンサートは品川区大井町にて16時開始ですが、折角なら「毒蛇トーク」も拝聴していきたいもの、私のお願いでトークイベントの開始を14時にして、尚且つ写真撮影も先に対処して頂けるよう配慮して頂き感謝でした。

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 ザ・コブライベント、一年ぶりに実現
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 今年も二冠とともに記念撮影

当日は13時半前に「闘道館」に到着、昨年もそうでしたが二本のベルトとカメラを持っての移動は結構重労働です(苦笑)。
コブラ選手とは昨年2月の他に10月の猪木さんの「生前葬」(FILE No.551 参照)でもお会いしていますが、私の事をちゃんと覚えてくれていて感激でした。
「何の会社の社長やってるの?」
「パッケージ関係です。」
「じゃあ今度倉庫で何かイベントやろうよ。」
ほいほい頷いていましたが、コブラ選手のお話はどこまでが冗談でどこからが本気なのかさっぱりわかりません(笑)。
予定通り14時にトークショー開始、先ずは素顔のジョージ高野としてメキシコ武者修行に出発した時の話からのスタートでした。
「本来はドイツ・ハノーバーに行きたかったが諸事情でメキシコになった。」
「海外に行く時は皆片道切符だが自分だけは猪木さんから往復チケットを貰った、期待の表れかと…」

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 急な告知にも関わらず熱心なマニアが集まりました。

「日本とメキシコでは組手(ロックアップ)の違い(*日米は右手だがメキシコは左手)があるが自分はすぐに順応出来た。フィッシュマンとの試合が高評価を得て二年連続で最優秀外国人選手を受賞した。」
「新日本のストロングスタイルが一番の信念でやって来た、メキシコにも良い影響を与えた。」

メキシコで大活躍したジョージ選手でしたが、なかなか帰国命令がないので弟(高野俊二)の伝手でカナダ・カルガリーに転戦し、ゼロからの出発のつもりでマスクマンのザ・コブラに変身、ここでも前座の第1試合から始めすぐに頭角を現しました。
当時からその練習量の豊富さは定評があり「控室でも腹筋を1000回はやっていた。」
「浜松の会場でベンチプレス150Kgを連続で上げたら長○や平○が舌を巻いていた」
「とにかくプロレスを八百長呼ばわりされるのが嫌で猛練習して試合で結果を出す事しか頭になかった。」
コブラとしての凱旋、帰国の模様はテレビで映りましたが成田空港にカメラが入ったのは初めての事、当人は飛行機の中でスーツに着替えたものの「日本語、英語、スペイン語、何語で喋っていいかわからず戸惑った。」
デイビーボーイ・スミスとの帰国第一戦(83年11月3日)は初代タイガーマスク(佐山サトル)が電撃引退直後とあって、柳の下の二匹目のドジョウを狙ったように見られたのが気の毒でした。前述のようにコブラのキャラクターはタイガー引退前にカルガリーで誕生していたからです。

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 いつか大阪でイベント実現!?
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 毒蛇トークは止まらない
!?

「タイガーと同じ事はしない、自分は対極にいる。だからタイガーの出来ない事をやる。」
の意気込みで挑んだものの、会場となった蔵前国技館は通常よりリングが高く(土俵の上に組む為)ノータッチ式トぺをかわされた時咄嗟に客にぶつからないよう身体を捻ったものの足を負傷、ほろ苦いデビュー戦となってしまいました。

しかし、自分が青春時代を過ごした新日本プロレスへの思い入れは今も相当のもので
「師匠の猪木さんは父親のような存在、ずっと新日本のオーナーでいて欲しかった。
今はIT会社(*カードゲーム会社)の傘下になって選手がITキャラクターになってしまった。」
「藤波選手へのリスペクトがあるので絶対にドラゴンスープレックスは使わなかった。」
その他、「田中リングアナに相談されて武藤、橋本、蝶野に三銃士の名前を命名した。」
「ライガーにシューティング・スタープレスを伝授した。」
質問コーナーで私が「86年に素顔に戻った理由」を尋ねると「ジュニアではやりつくしたし閉塞感があった。あとはヘビー級でIWGP王座を狙うしかないし、当時の前田日明一辺倒の風潮への反発もあった」。
90年2月10日の全日本との対抗戦(長州、高野VS天龍、三沢タイガー)
(FILE No.560,561 参照)、についてのコメントを求められると 「あれは自分が個人的に試合前に相手側の控室を訪問しなかったから、ああいう試合になった」(笑)。
あの試合では「三沢が緊張でガチガチだった」「ジャーマンで投げた天龍さんがとにかく重かった」事が印象的だそうです。
「自分はプロレスを愛しているからやって来た、決してお金の為ではない。」
コブラ時代には8桁の金額のギャラでテレビCM出演の話も来たそうですが、楽をして稼ぐと自分が駄目になるとの理由か断ったとの事、
「オリンピックの選手でもCMで稼ぐようになったらハングリー精神を失って成績を落とすでしょ?」
現在は電信柱を立てる仕事に従事しているそうですが、誇りとプライドを持って取り組んでいるとの事でした。

ある程度予想はしていましたが、トークはMCの利根川さんも殆ど喋る間が無いほどのコブラ選手の独壇場であっという間に1時間が経過、しかもまだまだ話足りない様子で15時には出発するつもりだった私は内心焦りまくりました(苦笑)。
トーク終了は15時15分、脱兎のごとく駆け出し秋葉原経由で京浜東北線に乗車し大井町の「きゅりあん」に到着、着席したのが開演5分前!いや〜、危なかった(汗)。

全国各地で前売り完売伝説が続く「三人娘コンサート」、意外にも東京での開催は初ですが、この日も発売初日にインターネットで予約し、やや端ながら最前列がゲット出来ました。
裕美さんのソロ・コーナーでは、今話題の?仮想通貨の話になりました。

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 品川区のきゅりあん
(大ホール)にて東都初の三人娘!

「仮想硬貨?あっ、仮想通貨か(笑)。私はスマホよりケータイという昭和の人間なんで仮想なんてどうよって思います。580億が一瞬で消えたなんて世界、とても考えられないですよね、駄目よやっぱり(笑)。」
しかし、その裕美さんの二人の息子さんも何と仮想通貨に手を出していた事が発覚!
「日頃から人間はお金じゃないのって教えてたつもりだったんですが(苦笑)。
お金では買えないものがいっぱいあるという事を理解してくれていると…自分が子供たちのお手本になる生き方をしていきたいですね。」
コブラ&裕美さんと一日に二度も「人間にはお金より大切なものがある」という話を聞くとは思いませんでした。胸に染みる有り難い言葉…おい○○くん、聞こえてるか(笑)!

翌週11日の日曜日は大阪にて「アクトレスガールズ」所属の女子プロレスラー、「絶対不屈彼女」こと安納サオリ(あのうさおり)選手のトークイベントに行って来ました。

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 アクトレスガールズの
安納サオリ選手と…
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 アクトレスガールズの
安納サオリ選手と…

女子プロには詳しくない私、正直にカミングアウトしますと彼女の試合を観た事も無ければ名前すら存じ上げなかったのですが、今回は上井さんのブッキング&茨木の川崎さんたちの主催、そう、昨年11月の大阪・ゆずポンイベント
(FILE No.549参照)の第二弾と言う事もあって参加させて頂きました。
前回同様、川崎さんのイベントは本当にアットホームな手作り感に溢れ、そこに安納選手の神対応ぶりが重なって今回も大盛り上がりとなりました。
安納選手は狐のイメージをギミックとしていて、いつも狐マスクで入場して来るそうで、
イベント前に全員に狐のマスクが配布され、サインペンで自由に色を塗りプレゼントする事になりました。私は写真の通り、ザ・コブラバージョンにしましたが、ご本人要らないでしょうね(苦笑)。しかし是非次回は試合を観に行きたいものです。
神対応!安納サオリイベントはこちらをクリック

昨年はザ・コブラ&ゆずポンのイベントを一日ではしごしましたので、「美女と毒蛇」とさせて頂きましたが、まさかこのタイトルを二年連続で使えるとは(笑)…2月のネタ、まだしばらく続きます。

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