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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
  FILE No.551 2017.12.9  

「 生前葬 」

今年ももうあと一か月を切ってしまいましたが、相変わらずネタが豊富で在庫過多気味のこのブログ、今週も10月のネタをお届けします。

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 テンコジとNWA世界ベルトを持って(東大阪編)

15日の日曜日は私の家から車で15分足らずのエディオン中環東大阪店にテンコジこと天山広吉&小島聡選手が撮影会にやって来ました。
私にとっては久々の新日本プロレス系のイベントで、イベント自体はお昼から対象商品購入者全員が撮影可能でしたが、先着10名のみはさらにサイン色紙も頂けると言うので、朝から行って来ました。
開店前の9時半過ぎにお店に着くとびっくりするほどの行列!

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 雨の中、この日2度目
(神戸元町編)

おいおい、マジかよ!?…でもよく見ると並んでいるのは普通のおじさんやおばさん、どう見てもプロレスファンには見えません(プロレスファンは一目でわかる 笑)。
どうやらこの日がチラシの特売日だったようで、長蛇の列が出来ていたのです。
10時に開店、バーゲンに目の色を変える一般市民を横目に4番の整理券を獲得出来ました。
この日は一日雨でしたが、イベント終了後は神戸・元町に移動、今度はプロレス・バー「リングソウル」にて同じくテンコジのトークイベントです。
両イベントともNWA世界ヘビー級王座のレプリカを持参しスリーショット撮影に成功、神戸でもサイン色紙を頂けましたので、色紙が二枚になりました(笑)。

翌週は出張で東京へ…夜には「闘道館」で行われた、キックボクサー&総合格闘家のモーリス・スミスのトークイベントに参加しました。
私はスミスの日本での出世試合となった東京ドームでの鈴木みのる(当時、鈴木実)戦(89年11月29日)、同じくドームの船木誠勝(当時、船木優治)戦(92年10月4日)、そして神戸での鈴木との再戦(93年11月8日)などをナマで観戦していたのでとても懐かしく、当時の裏話が聴けて楽しかったです。
中にはここではとても書けない掟破りのケッフェイ質問をした人もいましたが(笑)、サービス精神旺盛で丁寧に答えてくれました。
写真撮影タイムはスミスにパンチの打ち方を指導して頂きながらという特典付きでしたが、撮影の為の単なる絵作りではなく、通訳を通して指の握り方からリストの使い方までかなりのガチンコ指導ぶり、真面目な人柄が垣間見えました。
モーリス・スミスとの記念撮影はこちらをクリック

さて、翌日は両国国技館にて7月に行われた「ISM」
(FILE No.541543 参照)の第2回大会が開催されました。
テーマは何と…「猪木・生前葬」!!
最初に聞いた時は縁起が悪いと思ったのですが、猪木さんは大真面目、果たして何をやってくれるのか楽しみでした。
そしてこの生前葬にやって来る猪木さんゆかりの外国人ゲストの名前が発表され、色めき立ちました。
先ずは総合格闘家でプロレスラーでもあるドン・フライ!
フライと言えば猪木さんの引退試合、つまり最後の対戦相手ですから最適なキャスティングです。
次に「不沈艦」スタン・ハンセン! ジャイアント馬場とアントニオ猪木の両巨頭を唯一倒しシングル王座を奪取した最強外国人が生前葬に花を添えてくれるのです。
そして最後は何と!「インドの猛虎」タイガー・ジェット・シン!
この発表には一瞬耳を疑いました。
うおおおおおおお〜、シンが遂に遂に待望の来日だ〜っ!!
ハンセンと並んでシンも一度は猪木さんを倒しNWF王座を腰に巻いた男、つまり猪木さんを含め歴代のNWF元王者が揃い踏みするのですから、これはもうたまりません(涙)。

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 ポスターからドン・フライは早々と削除、果たしてタイガー・ジェット・シンは…?

期待に胸を膨らませましたが早々とドン・フライの来日が中止、速攻でポスターから顔写真が消え水を差されました。
この大会のメインイベントでは「超竜」スコット・ノートンが「K-1」でお馴染みのピーター・アーツと戦いましたが、当初はフライがノートンとやる予定だったらしいです。
尚、フライ来日キャンセルの理由は離婚調停中で財産隠しを疑われるとまずいので州から出る事を禁じられたからだとか(苦笑)…。
フライの欠場も残念でしたが、それよりもっと問題なのが大会が近づくにつれ複数のファン仲間や関係者から「タイガー・ジェット・シンも来日しない。」という情報が聞こえて来た事です。
真偽はわかりませんが「そもそも本人まで話が行ってない。」との噂もあり、正直私は(ああ、またか…)という気分になりました。
と言うのは、ここ数年来私が知っているだけでも2回、シンの来日は幻に終わっているからです。
ちょうど一年前の12月に大阪で熊本地震のチャリティを目的とした大会があり、ここにゲストとしてシンが来るとの告知があり、楽しみにしていました。
宝塚歌劇団が協力し、1部が宝塚、2部がプロレスという不思議な大会で、主催者も誰だかよくわからん何とも怪しさ満点の興行でしたが(笑)、驚くなかれ、最初はシンの他に猪木さんも来場と発表されていたのですよ!
(ほんまかいな)と半信半疑でしたが、案の定早々に猪木さんは来ないとわかり、猪木さんの顔写真が載った前売りチケットが一度回収されるお粗末ぶり(苦笑)、そもそも本当に猪木さん側と交渉していたのかすら怪しいですが、今度は大会の1〜2か月前になって「タイガー・ジェット・シンは病気の為来日中止」との発表がありました。
本番までまだ十分時間があるのに早々と来日中止って、そんなに重病なのかよ!?とツッコミどころ満載で、こちらもどこまで交渉していたのか怪しいものです。結局、猪木さんもシンも来ないので私は観戦を取りやめました。
そして今年に入り、上井文彦さんが自身の主催する大会にシンを呼ぼうとエージェントを通して交渉を始めたとお聞きし期待していたのですが、残念ながら空振りに終わりました。もし来日が実現していたら、「タイガー・ジェット・シンが私の家の近所(蒲生四丁目)に降臨」と言う快挙?となっていただけにショックでした。
今やカナダの大財閥となったシン先生、シン自身は自分がのし上がるきっかけとなった日本に大変思い入れがあり来日を切望していると信じていますが、息子のミック(レスラーの経験もあり)がマネジメントをやり、その前にも複数のエージェントがいるらしくなかなかシン本人まで話が伝わらないようです。そのうえこのミックやエージェントが随分と吹っ掛けて来るので、まとまる話もまとまりません。
二度も肩透かしを食らい三度目の正直で今度こそ!と思っていた矢先に頭から冷や水をぶっかけるように流れて来た悪い噂、不安が募りましたが、ISM側から何の発表もない以上は来日を信じて待つしかありません。
いよいよ本番2日前、ISMの公式Facebookにスコット・ノートン、ピーター・アーツら試合に出場する選手たちが成田空港に到着する様子が続々とアップされました。
翌日には一日遅れで来日のスタン・ハンセンの姿も確認出来てほっとしましたが、待ち人シンの姿が映し出される事はありませんでした。
(ああ、やはり来ないのか…)
絶望的な気分になりましたが、それでも私は希望を捨てきれませんでした。
今回は猪木さんの生前葬、いわゆる猪木劇場の時間もかなり長めにとってあるとの事で、もしかしたらサプライズ演出の為にシンが極秘裏に来日しているかもしれないからです。

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 嫌な予感はまたしても的中(涙)

冷静に考えりゃ可能性は殆どゼロに近いですが、淡い希望を抱いて両国国技館に到着した私を待っていたのは入り口に貼りだされた「タイガー・ジェット・シン来日中止のお詫び」の貼り紙…物凄い脱力感に襲われましたよ(涙)。
来ない事はもっと早い段階でわかっていたはずですから、それならもっと早く発表しろっての!シンが来ると思って来場した人もいたでしょうに、当日になって貼り紙1枚で済ますのはあんまりですよ(怒)。
あまりにも大きな存在になりすぎたシン、こうなったらファンが集まって少しずつお金を出し合うクラウドファンディングで来日を実現させるか、あるいはこちらからカナダまで乗り込むしかないのか…いずれにせよ元気なうちにシンに会いたいです!

書き忘れていましたが、この時期の東京は連日の雨(10月はほんと雨ばかり)、足元の悪い中、両国国技館には多くの弔問客?が集まりました。

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 配布されたキャンドル
ライト

入り口で来場者全員にキャンドルライト(写真)が配布されましたが、一番高い豪華特典付きのVIP席を購入した私の友人、「一瞬これが特典かと思った。」(笑)、こんなのそのへんの100均で売ってるよ(笑)!因みにほんとの特典は猪木さんのカレンダーと直筆のお習字だったそうで…いいなあ〜。

全試合終了後に照明が落とされ、キャンドルライトの明かりの中リング上には白いお棺が運ばれました。
ゲストのスタン・ハンセン、猪木さんの直弟子である藤波辰爾選手、藤原喜明選手がリングに上がって猪木さんを称えるコメント、藤原選手などマジでお経を読みあげていましたよ(苦笑)。
私は棺桶の中に猪木さんが入っているのかと思いましたが、縁起が悪いので流石にそれはなく、白いスモークの中で本日の主役がようやく入場、棺桶の蓋を叩き割るパフォーマンスを見せ、最後は猪木さんらしくダーッ!の雄たけびで前代未聞の生前葬は無事終了しました。
茶番劇と眉を顰めるファンもいるかもしれませんが、猪木さんの生前葬のニュースは翌日のスポーツ新聞やワイドショーなどでも取り上げられ、世間にインパクトを与えました。小さくまとまってしまったプロレス・格闘技界にあって、いつもながら世間を巻き込み発信していく姿勢は見事です。
試合後はお楽しみのアフター・パーティに潜入、この日は人が多すぎて猪木さんになかなか近寄れなく残念でした。前述のようにお目当てのシンもいないのであまりテンションは上がりませんでしたが、兎にも角にも猪木さんの生前葬が盛況で終わって良かったです。
猪木生前葬の模様はこちらをクリック
アフターパーティの模様はこちらをクリック


現在の日本は100歳以上の方が6万人以上、今後もますます増える見込みで世界一の長命国への道をまっしぐらですが、一説によると生前葬をやった方は長生きするらしいので、是非とも猪木さんには世界で一番元気な100歳になって欲しいものです。
静かに孤独死していく予定の私も今のうちに生前葬をやってがっぽり香典集めようかな(笑)。

翌日も雨模様でしたが、二日連続のスタン・ハンセン!というわけで天龍さんとハンセンによる豪華トークバトルに行って来ました。
ある時は戦い、後には「龍艦砲」を結成した二人、現役を引退してもその人気は根強く会場は100人以上の大盛況でした。
お二人に挟まれてのスリーショット撮影を見た人から「龍宮艦ですね。」のコメント(笑)、うまい!しかし恐れ多いです(笑)。

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天龍&ハンセンと「龍宮艦」結成!?
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