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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
  FILE No.524 2017.6.3  

「 レッスルマニア(6) 」

6月に突入し私の嫌いな蒸し暑い季節が近づきつつある中、相変わらず二か月遅れのこのブログ、今回より今年初の海外視察レポートをお届けしたいと思います。

異業種が集まって定期的に行っているこの視察、よく同業や得意先の社長もお誘いしてはいるのですが、皆さんお忙しいのかケツが重い(笑)…人生は一度きり、行けるうちに行っておいた方がいいですよ!
今回ですが、やはり年に一回ぐらいはアメリカの流通小売りを見るべきだ、と言う事で一年ぶりに渡米する事を早くから決めていました。
問題は広い全米の何処に行くかですが、候補地が色々と挙がり正直メンバーの中にはニューヨークなど東海岸を望む声が多かったのですが、昨年のダラス同様今回も私のごり押し強権発動?(他の土地ならボイコット宣言 笑)、フロリダ州オーランドに決定しました。
この場所に拘った理由はタイトルを見て頂ければ推して知るべし(笑)、世界最大のプロレスの祭典「レッスルマニア33」が今年は同地で開催されるとあってはいてもたってもいられません。昨年の「32」をナマで体感してしまったおかげで完全に病みつき、どうしても今年も行きたかったので念願が叶った次第です。
「レッスルマニア」のチケットは文字通りのプラチナペーパーなので旅行社に早いうちから手配してもらいました。
しかし年が明けたとたんにまさかの知らせ! 参加者を募集するも集まりが悪く採算的に成り立たないと言う事で、視察そのものが中止になってしまったのです!
昨年のダラスは何だかんだと20人近く集まったのに今回は場所が悪かったのか、それともトランプ政権の評判が良くない為か?
行く気満々だったのでがくっと力が抜けましたが、ちょっと待て、お高い「レッスルマニア」のチケットど〜すんだよ!
おまけに私、「レッスルマニア」の前日、「NXT」のビッグマッチのチケットまで申し込んでおり、これらは当然キャンセル不可能、つまり行かなきゃ丸損です。
殆ど自己責任ではありますが(苦笑)私からのクレームに旅行社は「田宮さんお一人で行かれるんでしたら手配致しますが」と妥協案を持ち出して来ました。
ま、まさかの海外一人旅!? 日本国内なら何処でも一人で行きますけど、言葉の通じない国となると人一倍小心者の私には怖すぎ、流石に躊躇しました。
それでもとりあえず見積もりをお願いすると、意外にも費用的には団体旅行時と殆ど変わりませんでした。一人だと送迎バスの費用がかかりませんし(そのぶん自腹でタクシー利用となりますが)何より添乗員代が不要、それにオーナーさんの参加が多い通常の視察時は三ツ星以上のホテルを使いますが、私一人ならそんな無駄な事はしませんのでかなりリーズナブルな宿にしてもらったのが功を奏したようです。
折角とれたチケットを無駄にしたくない、と言うのは建前、本音は「世界最大の祭典」をどうしてもナマで観たい、誘惑には勝てず結局「迷わず行けよ」の精神で行く事を決断しました。
渡航歴は数あれどたった一人での海外旅行は初めて、せめて現地で日本語の出来るガイド(出来れば日本人がベスト)を探してくれと旅行社に依頼したら返事が来て一日二万円との事!そんな高いガイドいらね〜よ!
オーランドはユニバーサル・スタジオやシーワールド、ディズニーのある全米屈指の観光・保養地なのでガイド代も割高なのかもしれませんが、こちらとしてはせいぜい空港〜ホテルの送り迎え(ホテルのチェックインや搭乗手続きが自信ない)、日中は何とか一人で行動するのでプロレス観戦からの帰りの足の手配、その他緊急時のヘルプ程度で良いので、せめて一日5千円ぐらい(それでも高いと思いますが)の人を探して欲しいと再依頼しました。
次第に日にちが迫って来るも色良い返事がなく焦りましたが、既に賽は投げられており後戻りは出来ません。
出発日直前、楽しみと言うより恐怖と不安の方が大きかったのが正直なところでしたがぎりぎりになって届いた最終版の「旅のしおり」を見ると「現地係員がご案内します。」の文字を発見しました。
おおっ、空港に誰か迎えが来てくれるのか、これは朗報、これで少なくとも空港〜ホテルは問題なし、後は緊急時にその人にヘルプを頼めばいいと、かなり気持ちが楽になりました。なかなか気の利く旅行社ですが、恐らくこいつを一人で渡米させるのはあまりにも心配と思ったのでしょう(笑)。

3月31日、いよいよ出発当日がやって来ました。
午後2時50分に関空に来るようにとの事だったので、1時40分に上本町を出るリムジンバスに乗るつもりでしたが、まさかの定員オーバーで乗れずじまい、次発(2時10分)でもぎりぎり間に合いそうでしたが万一の事を考え急遽タクシーに切り替えました。
おかげで余裕で間に合いましたが無駄な出費、いきなり機先を制された格好で先が思いやられました。
第1ターミナルの北団体カウンターに行くと旅行社の方が待っていてくれて、ボーディングパス、ホテルのバウンチャー、そしてある意味一番大事な「レッスルマニア」他のプラチナペーパーなど資料一式を受け取りました。
ここで旅行社の方が申し訳なさそうに衝撃の一言…「すみません、お送りしたしおりに現地係員がご案内と書いてあったのは当社のミスプリントで…。」 何だよ、結局誰もいないのかよ! 気の利いた旅行社と買い被った私が馬鹿でした(笑)。
しかしもうここまで来ると不安も恐怖も通り越してある意味破れかぶれの心境、(え〜い、何とかなるわ!)と開き直って搭乗手続きを済ませ、旅行社の方に見送られてゲートをくぐりました。
さあとうとう一人ぼっち、孤独な旅の始まり、4時50分のユナイテッド航空便に乗り9時間40分ほどかけて中継地であるサンフランシスコへ…着いたら朝の10時40分でした。乗り継ぎの時に一旦荷物をピックアップするよう言われており、間違えないか心配していましたが無事完了、まず第一の難関はクリアしました。
12時55分の同じくUA便で目指すはオーランド…もはや時間の感覚も無くなって来ましたが、5時間ほどの飛行で到着したら夜の9時半を過ぎていました。
空港前でタクシーを見つけホテルのバウンチャーを見せると行き先を理解してくれて無事出発しました。よほど超有名なホテルならともかく、並みのホテルの場合名前だけでは運転手が行き先がわからない場合がありますので、旅行中は住所の記載したものを必ず持ち歩くようにしていました。
10時半にようやくホテルに到着、フロントでバウンチャーを見せてチェックイン完了、たった一人でのまる一日の移動が終わり緊張感から解放されるとどっと疲れが出て、風呂に入って時差ボケを少しでも克服するべく睡眠薬を服用して無理矢理寝ました。

さて翌日からの予定ですが、正式な視察が中止になってしまったのでアポイントは全てキャンセル、それでも一応もらっていたスーパーの店舗リストを基にタクシーでいくつかのお店は買い物&見学に出かけました。但し水元仁志先生もブログで再三指摘しているように一部の視察団のマナー違反が原因で、近年アメリカのスーパーは大変厳しく写真は一切撮れませんでした。これでは書くネタが殆どありませんし、どの道心の中はレッスルマニア一色の私(笑)、次回からは視察レポートとは名ばかり、怒涛のレッスルマニアウイークのオーランドの模様をお届けします!

(次回へつづく)
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