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社長の経営日誌

孤高の天才 社長の経営日誌 田宮社長が好き勝手に織りなす独白です
 FILE No.488 2016.9.10

「 弘前の奇跡!?(2) 」

(前回からの続き)

弘前にてミル・マスカラスが颯爽とリングイン、メキシコのウイチョール族の民族衣装にグリーンとレッドのツートンカラーのオーバーマスクは痺れるような格好良さですが、この日はすぐにはマスクを投げません。これは名前をコールされた時か?と思っていたら何とフェイント、地元の子供たちから花束を受け取って記念撮影をした直後、不意に自分の後方に向かって投げたのです!
私は西側に座っていましたがマスクが飛んで行ったのは南側、つまり私の右斜め前の方角でした。ラッキーにもマスクをキャッチしたのは2列目に座っていた何処かのおじさん、地元の方のようですがさほどプロレスに詳しいわけでもなくお付き合いで観に来られた方なのでしょう、何でこの人マスクを投げるの?と言った表情でキョトンとしていました。東京だったら争奪戦で殺気立つのに地方ではそんな雰囲気は皆無です(目が血走っていたのは我々県外の4人組だけ 笑)。
ああ残念ながら「弘前の奇跡」はならず(そうそうミラクルが何度も起こるか!)、張り詰めていた緊張が一気に抜けましたが、マスクを捕ったおじさん、おどけてマスクを被る仕草をしていたので心の中で(あ〜、止めてくれ価値が下がる!)と拝みました(笑)。
さて肝心の試合ですが、マスカラスと言えばフィニッシュの定番はトップロープに上ってのダイビングボディアタック、しかし流石に現在はそれも難しいのかこの日は唐突なフライングクロスチョップ一発で終わってしまいました。いささか拍子抜けの感は否めませんがそもそもマスカラスがリングに上がっている事自体が奇跡なのですから素直に有り難く独特のマスカラス・ワールドを楽しみました。
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全試合終了後、マスクをゲットしたおじさんの所に行って「すみません、先程のマスク、写真撮らせて頂けませんか。」とお願いしました。
パイプ椅子の上に置いたマスクをバシャバシャと撮影、「どうも有難う御座います。」とお礼を言った次の瞬間、おじさんの口から信じられない言葉が出たのです!
「それ、やるよ。」 耳を疑うとはまさにこの事、「ほんとにいいんですか!?」
マスカラスが実際に投げたオーバーマスクってネット・オークションやテレビの「なんでも鑑定団」で10万円ぐらいの値がつくんですよ! 勿論そんな余計な事は言わず何度も何度もお礼を言いました。 ただ写真を撮らせてもらっただけでこちらから欲しいとは一言も言ってないのに(内心は(安く)売ってもらえませんか?と喉元まで出かけてはいましたが)東北の人って本当に温かいです!(東京ではまず考えられない)それとも私がよほど物欲しそうな顔をしていたのでしょうか(笑)。

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 マスカラスが投げたマスクを奇跡的にゲット!

まだ信じられぬ思いで会場入口付近で関東三人組と合流、マスクを見せると皆驚きの声をあげていました。
しかし誰かが「あれ?このマスク、最初に被っていたやつと違う!」 すっかり舞い上がっていて気が付きませんでしたが、上記アルバム掲載の写真と見比べて頂ければわかるように、リングインした時に被っていたオーバーマスクと今手元にあるマスクは明らかに別物でした。マスカラスはマジシャン?果たしていつの間にすり替わったのでしょうか??
色々と皆で推測しての我々の結論ですが、これもアルバムをご参照頂くとわかるように入場時のマスカラスは肩に小さなショルダーバッグを提げていました。恐らく投げ入れ用のマスクを予めその中にしのばせており、被っていたオーバーマスクは素早くしまいこんだのでしょう。我々は舞い上がっていたので全く気が付きませんでしたが出来れば映像で確認したいものです。
しかし何故この日に限ってそんな事をしたのか?これも我々の推測ですが、あのオーバーマスクは何処かの関係者筋のタニマチが○十万円で事前に売約済みだった?という説が有力です。本当にそうなら夢がない話ですが(個人的にはそうやって入手してもあまり価値を感じない)まあ、マスカラスにしてみれば客席にタダで投げるより高額で売った方がオイシイですからねえ(笑)。
ま、とにもかくにもマスカラスが実際に投げた本物マスクをタナボタで手に入れた奇跡的な夜、帰りはタクシーで弘前駅前まで戻り居酒屋で戦利品を酒の魚に皆で乾杯しました。
青森は魚、肉、何を食べても美味で興奮も手伝って酒も進みましたがここでもう一つの奇跡あり!何と我々と同じ店の奥で藤原組長が一人で呑んでいたのです!
帰り際に皆で組長にご挨拶、「大阪から来た大バカ者」と再びダメ出しされて「これ俺のだよな。」とマスカラスのマスクを取り上げられそうになりました(笑)。
この日はマスカラスがセミ、組長はメインと別の試合に出場しましたが、過去両者は2010年、2014年、2015年と三回6人タッグマッチで顔を合わせています。
ところが不可解な事にこの三回とも二人は試合中に一度も絡みませんでした。
二人の対決に注目していた我々はがっかりでしたが、一度ならいざしらず三度となるとこれはもう意図的に対戦を避けているのは明らかです。
かと言って試合後には握手、皆で記念撮影もしていましたので特に両者の間に不穏な雰囲気があったわけではないのですが…そこで我々は組長に思い切って疑問をぶつけてみました。
「むこうが俺との試合を避けてるんだよな。どうも俺はあっち(メキシコ)でも有名みたいで」とニヤリ、お〜っと、藤原組長のシュートの強さや武勇伝が海外にも伝わりマスカラスが警戒しているという事でしょうか!?
勿論これは片方の当事者の言葉である事をお断りしておきます。恐らくマスカラスに同じ質問をすれば全く逆の事を言いそうですし(笑)。
UWFのシューティング・プロレスがもてはやされていた頃、マスカラスは「彼らがやっているのは本当のシュートではない。私なら本当のシュートが出来る。」と非公式に発言したそうです。こうなったら30年越しの決着戦、藤原組長とマスカラスの禁断のシングルマッチが観たい!
夜行バスで帰京される方をバス停まで見送り、皆と別れてホテルへ戻って長い一日が終わりましたが、あまりにも刺激的な出来事が多かった為か疲れて飲酒したにも関わらずなかなか寝つけませんでした…。

翌5日の午前中はホテルをチェックアウトして青森へ移動、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸を見学しました。かつて23年7か月に渡って使用されていた船がそのまま博物館として展示されているもので、何とも昭和の哀愁を感じさせました。
船の後はタクシーで近くの青森県立美術館へ、ここには青森出身の美術家、成田亨先生(故人)の作品が展示されています。
特撮ファンには常識ですがこの成田先生こそ「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」など初期円谷プロ作品のウルトラマンや怪獣、各種メカニックをデザインされた方で、何点か当時の貴重なデザイン画が展示されていました。
2時の新幹線で東京に戻りましたが、当初の予定では朝一の飛行機で大阪に帰るつもりでした。ところが6日の土曜日に都内でマスカラスのサイン&撮影会が電撃決定!
イベントがあるなら試合前の日曜日にあたる31日だろうとヤマを張っていたのですが裏をかかれました(笑)。
そこで急遽予定を変更し飛行機をキャンセル、再び東京にて一泊する事にしたのです。
そういう事情で帰りのチケットを押さえていなかった為、前日青森に着くとすぐみどりの窓口に行きました。しかし指定席は完売状態、や、やばい!
「グランクラスなら空いていますが。」 えっ、グランクラスって何?
東北新幹線に乗りなれない私は知りませんでしたがグランクラスとはグリーン車よりもさらに上の「新幹線のファーストクラス」なのです。
料金はグリーンだと普通より5千円程ですがこのグランクラスとやらは1万円近いアップですよ!(新青森〜東京で乗車券込みで2万7千円!!)
5日夜は都内で某コップ屋さんと久々に飲みに行く約束をしていたのでこれに乗らないと物理的に間に合わず、不本意ながら泣く泣くお高いチケットを購入しました(涙)。
車両は一番先頭でシートもグリーンと比較しても広々、席数は18席しかありません。
専用アテンダントがいて軽食とデザートが出るしドリンクも飲み放題(少しでも元手を回収しようとソフトドリンクおかわり連発しました 笑)と確かにサービスは充実していましたが、もう二度と乗りません(笑)。
こんなお高い車両作るぐらいなら普通車(せめてグリーン車)を一両でも増やした方がニーズに合っていると思うのですが、親方日の丸JRの考える事はよくわかりませんわ。
東京に舞い戻り昨日チェックアウトしたばかりのホテルに再びチェックイン、夜は今やすっかり東京都民となったコップ屋さんと両国のチャンコに繰り出しました。
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 この日もダンディに決めたマスカラス
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 ゲットしたマスクを持って記念のツーショット
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 マスカラスのマスクは
リオ五輪仕様
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 名前入りでサインを入れて頂きました。

そして6日は水道橋にて恒例のマスカラスのサイン&撮影会、墨田区のHさんと落ち合ってランチの後会場へ、勿論青森でご一緒した方々も集結していました。
始まるのは昼の1時からで会場前でたむろしているとマスカラスの乗った車が到着、この暑いのにスーツにネクタイまでびしっと決めブルーにサメ口のオーバーマスクを着用、その出で立ちはまさに仮面貴族そのものです。
当然私は青森で奇跡的に入手したマスクを持参してお見せすると「OH!ラッキー・ボーイ!」と喜んでくれました。
厳密には私が直接獲ったものではないのですが勿論そんな面倒な事は言いません(笑)
一昨年と違い今年のマスクにはサインが入っていなかったのですが、その場でサインとSHIGETOと名前まで入れて下さるサービスぶりで感激しました。
自分の順番が終わると駅までダッシュ、実はこの日は大阪で新日本プロレスの「G1 CLIMAX26」を戸島さんたちと観戦予定だったからです。
夕方5時開始だったのでこりゃ休憩時間に駆けこめりゃ御の字だな、と思っていましたが1時40分台の新幹線に乗る事が出来たので奇跡的に5時ぎりぎりに間に合いました!
リング上で大熱戦が繰り広げられましたが不死身の私も流石に疲れが出てあまり集中出来ませんでした(苦笑)。何しろ4日連続、計11時間も新幹線乗っているのですから移動距離は半端じゃありません。

久々に家でぐっすり寝た翌7日の日曜日、この日は12時から難波で5月に続き蝶野正洋選手のサイン&撮影会があり、当初は行くつもりでしたが寝坊の為欠席してしまいました(チョーノさん、正直スマン!)。
しかし3時からの大衆プロレス松山座は前売り券買ってたし疲れた身体引きずるようにして(笑)行ってきましたよ〜。

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 主役の勘十郎座長と…

我らが座長、松山勘十郎が遂に師匠であるウルティモ・ドラゴンとの対戦が実現、試合の序盤、寝技の攻防から勘十郎がウルティモの足をとるとすかさずウルティモは倒立して両足で勘十郎の頭を挟みローリングしてのヘッドシザースホイップ! おお、青森でマスカラスが論外に見せたお馴染みのムーブじゃないですか!
「あっ、マスカラスだ!」と大喜びの私、レスラーや業界関係者にもマスカラス信者は多いですがウルティモ選手もその一人で今でも対面するとファン時代にかえってしまうそうです。本家マスカラスとウルティモ選手のムーブを見比べて下さい。
大衆プロレス松山座8月公演はこちらをクリック

暑い夏に相応しく大変エキサイティングでハードな夏休みが終わりましたが朗報、11月にマスカラスの再来日が決定!! 年に二回もマスカラスが拝めるとは、ありがたや…年齢を考えると本当にこれも奇跡的な事、一期一会の気持ちで楽しみに待ちたいと思います。

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