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社長の経営日誌

 FILE No.263 2012.3.3
「 私、レジ袋の味方です(5) 」

マイバッグ運動やレジ袋の有料化のナンセンスさについてはこれまでにも取り上げて来ましたが(FILE No.093095,191「私、レジ袋の味方です」参照)、昨年知人のIさんから面白い話を聞きました。

Iさんが夫婦で近所のある大手スーパーマーケットで買い物をした時の事です。
このスーパーではマイバッグを持参してレジ袋が不要なお客にはポイントカードに捺印、ポイントが20個たまると100円の割引券を発行するサービスを実施していました。
つまりは一回当たりの買い物につき、5円を値引きしていた事になります。
それが昨年11月より突然ポイントカード制を廃し、レジ袋辞退者には毎回2円値引きという制度に変更されたのです。
つまり3円分のキャッシュバックが無くなったのと同じ事ですが、それはさておきこの日も夫婦でマイバッグを持参しお弁当他、いくつかの買い物をしたIさん、レジにて支払いを行いエコポイントのカードが残っていたのでそれに捺印してもらいました。ここまでは問題なかったのですが、これまではお弁当やホットデリカなど温かいものは冷たいものと一緒にならないように別に袋に入れてくれていたこのお店がこの日はそれがなかったので「お弁当だけは別にレジ袋に入れてください。」と頼むと「11月からシステムが変わって2円引きのシステムの為、エコカード捺印の方にはお弁当にも袋はお出しできません。」との返事。
「これまではポイントカードを利用した時も弁当や惣菜は別の袋に入れてくれたじゃない?」と突っ込んでも「会社で決まりましたので。」の一点張りで埒があきません。
そのうちにチェッカーがレジチーフを呼びにいき、そのレジチーフが副店長を呼び、最後には店長までが登場してワイワイガヤガヤ、Iさんはこれまで客が安全に品質変化の心配なく家まで持って帰る目的での袋に入れるという当たり前の気遣いをして来た事が何故店側の都合で中止になったのかを問い質すも「会社で決まった事なのでエコに協力するという事で了解してもらいたい。」と意味不明な答えしかもらえなかったそうです。

この間すでに30分以上、たかだかレジ袋一枚の為にこんな押し問答になるとは夢にも思わなかったIさん、仕方なく「それなら今回の買い物を二つに分けて弁当以外のものを妻がエコカード使用で購入、弁当を私が袋希望で購入した事にしてください。」と妥協案を申し出るも店長は「同じお客様ですからそんな事はできません。」と杓子定規な返事、温厚なIさんもこれにはムッとして「夫と妻は法律上も別人なのに、そんな無茶を言ってはいけませんよ!」と強くたしなめたとの事です。

結局どこまでいっても平行線でIさんは後日この企業のホームページに掲載されている問い合わせ窓口にメールで事のいきさつを説明、今後も起こりえる様々なケースでの対応も質問してみました。
例えば今回のような弁当以外でも惣菜や卵、水気を含むもの、冷凍食品などの扱いについて、それに小さな容量のマイバッグを持参した客がそれに入りきらない買い物をした時はどうするのか、ついでにポイントカードの時は実質一回5円の値引きが今度は2円引きとサービスが低下している矛盾についても回答を求めました。
後日、本部の広報担当者から従業員の理解不足により不快な思いをさせた事へのお詫びとともに伝えられた見解によると、要するにこの店はマイバッグ持参で2円引きをした客に対してはいかなる理由があろうともレジ袋は渡さないという事でした。サービス低下の疑問についても「エコ活動の一環であるレジ袋の削減活動を企業の社会的責任として取り組んでおり、多くのお客様にご理解頂いている。」との返事しかなかったそうです。

それにしてもたかだか1枚1〜2円のレジ袋を渡す渡さないで30分以上も大騒ぎしてお客を怒らせる神経は並大抵ではありません。
最も大切なお客の利便性より自社内のルールや決め事をあくまで優先する、まさしく大企業病の典型、サラリーマン化の蔓延のようなお話で呆れます。
本来は環境に優しいのにエコ活動を大義名分にそうまでしてバッシングされる(実はただの経費削減)レジ袋って本当に可哀想ですね。

エコ活動と言えばリスパックの名知専務に昨年末お聞きした話ですが、我々の業界でやっているような回収リサイクルに対して厚生労働省の調査があったようです。
厚労省担当者からは「これはエコ活動ではなくエゴ活動だ。」ときつい発言もあったようで今後、流れが変わってくる可能性が大です。

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久々の携帯ストラップはドクターデスことスティーブ・ウィリアムス(*)!


* スティーブ・ウィリアムス

1960年アメリカ・コロラド州出身、学生時代はアメフトとアマレスで鳴らし82年プロレス入り。86年に新日本プロレスに初来日し常連となるも90年に全日本プロレスに円満移籍、テリー・ゴディとの殺人魚雷コンビを結成して90,91年世界最強タッグ決定リーグ戦に二連覇、シングルプレーヤーとしても三冠ヘビー級王者になるなど一時代を築いた。2004年に咽頭癌が発覚、手術を行うが2009年に死去、享年49歳。必殺技は受身の取れない垂直落下式のデンジェラス・バックドロップ、日本でのニックネームは「殺人医師」。

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