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社長の経営日誌

2010.1.23
FILE No.145
「 プロレスとは何か?(1) 」

本日は1月23日、誰が呼んだかこの日と12月3日は「1、2、3、ダー!」で「猪木の日」だそうです(笑)。

猪木デーに因んで今回もプロレス・ネタですが、1月7日の夕刻そろそろ会社を出て帰ろうかと思っていたら、私の家のご近所の上井さん(元新日本プロレスのフロント、FILE No,121「炎の飛龍、来社!」参照)から電話がありました。

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鍋の湯気が邪魔ですが…、笑顔の小島選手
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週刊プロレスにサインを
頂きました。

全日本プロレスの三冠ヘビー級チャンピオン、小島聡選手(*)と一緒にいるとの事で食事に誘って頂き、私の家からわずか三十秒の距離のお店で現役トップレスラーと同席させて頂ける事になりました。
小島選手は試合で左脇腹を負傷した状態で大阪入りし、2月の大会の営業活動で午後からずっと企業回りをしていたそうです。
レスラーも本当に大変な稼業です。
わずか数日後にはタイトルマッチが控えているそうですが、気さくに話してくださって、私があわてて家から持参した色紙や書籍にサインを下さり、記念写真にも応じていただきました。
例によって?マニアックな質問攻撃をしてしまう私ですが変化球の質問にも嫌な顔一つせず答えて下さいました。この日の話と著書でのコメントも交えたチャンピオンのプロレス論をお届けしましょう。

(レスラーは試合中、何を考えているか?)
勿論勝つ事を考えていますが、試合前に色々と自分なりに試合の起承転結のシュミレーションをしているのでその事を考えながら戦っています。対戦相手があるのでその通りにはなかなかいきませんけど。
(レスラーは試合中、観客の目を意識するのか?)
自分の場合は意識しています。
(プロレスと総合格闘技の違い?)
リングを使っている事は同じでも全く別の競技だと思っています。
(レスラーが総合に挑戦して惨敗するケースが多いが?)
でも逆に総合の選手にプロレスをやらせても全く通用しないのを見てもわかるようにプロレスの技術は全く別なんですよ。
プロレスだけですよね、「うまい」「へた」って表現があるのは。
(ではプロレスとは何か?)
プロレスとは何かと聞かれたら、フィクションとノンフィクションの間を楽しんでもらうイメージがあります。
例えばロープに振られたらはね返る時もあるし返らない事もある。
あと、「トップロープからの攻撃をどうしてよけないのですか。」って聞かれる事もありますがこれもよけたくてもよけられない時と、よけられるけどあえてよけない時もある。よけずに自分の肉体の強さをお客さんにアピールしたり、ダメージのあるふりをして対戦相手をだます事もある。
その時のシチュエーションによって変わってくるんです。それは対戦相手とも駆け引きをしているしお客さんとも駆け引きをしている。見ている人にはそういう駆け引きを楽しんでもらいたいです。
プロレスは「格闘技」でも「スポーツ」でも「エンターテインメント」でもなく、どこにも属していない「プロレス」という一つの深いジャンルだと思っています。
でもその(格闘技、スポーツ、エンタメ)全ての要素が入っている。
入門した当時は「プロレスは格闘技だ」と思っていたし「プロレスはスポーツだ」と思っていた時期もあったし。
今言えるのは「プロレス」は「プロレス」でしかないという事です。

私も三十年以上プロレスを観ていますが、プロレスとは何か?いまだにわかりません。
やっている本人に聞くのが一番ですが、レスラーが100人いれば100のプロレス観があり、ますます謎は深まります。
だからこそプロレスファンは止められないのかもしれません。

尚、小島選手はこの4日後見事タイトル防衛に成功しました。
おめでとうございます!

1月11日 静岡・浜北総合体育館
三冠ヘビー級選手権試合
王者 小島聡 (17分30秒 片エビ固め) 挑戦者 ジョー・ドーリング

*小島聡
1970年東京生まれ。格闘技のバックボーンを持たないまま91年、新日本プロレスに入門、長い下積みと海外遠征を経てトップレスラーとなる。02年、全日本プロレスに電撃移籍する。
<過去の日記>
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