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社長の経営日誌

田宮社長が好き勝手に織りなす独白です。

FILE No.032 2007.10.27
テーマ 「 社会常識能力検定試験(1) 」
9月22日、社団法人である全国経理教育協会が主催する、「第1回 社会常識能力検定試験」を受験しました。これは元々、秘書能力検定として実施していたものを本年度より内容を刷新したもので、「社会常識」「コミュニケーション」「ビジネスマナー」の3つが出題領域になっています。役に立つので当社の社員にも是非受験を勧めようと考えています。
これを読んだ社員の顔が青ざめている姿が目に浮かびます。しかし身内の恥をさらすようですが、目につく光景はひどいものですよ、社内外に関わらず・・・
例えば、お取引先に向けてのFAXや郵便物に、平気で 「株式会社○○御中 △△様」などと書いている。(個人宛の時は、御中は要らないって!)
また、「お取引先様各位」とか、「お取引先各位殿」などと書いている人もいる。(各位には様の意味が含まれている。)
上司や先輩に向かって、「ご苦労様です!」と挨拶したり(ご苦労様は、目上が目下をねぎらう言葉です。)、お取引先に電話したら、「社長は席を外されています。」(席を外してます、が正解。)・・
毎日、日報や報告書を読んでいても、誤字、脱字が目立ちます。親切に赤ペンで修正してあげても学習能力がないのか、しばらくするとまた同じ過ちを繰り返す。(○○くん、君のことだよ!)

ある人が著書に書かれていた事ですが、これからの企業経営は本当に大変です。何しろ、家庭や学校での教育が事実上崩壊しているので、一般道徳、常識、マナー、礼儀といった事を教えられず、ゆとり教育と民主主義思想にどっぷり浸かった連中が、社怪人じゃなかった、社会人として入社してくるわけですから・・・
つまり、本来は家庭や学校がやるべき教育まで会社がやらなければいけないわけですね。

話が逸れましたが、今回の試験、1級〜3級まであってどうせなら一番難しいのに挑戦しようと1級を受験しました。
試験会場に行くと、何と1級の受験者は私と中年のおじさんの2名だけでした。

「問題は、選択方式。1級のみ一部記述問題あり。」という事前の説明だったので多少なめてかかっていたのですが、試験開始時間になって問題用紙を開くと、殆ど記述式の問題ばかりじゃないか!(聞いてないよ!)
とにかく必死に、無理矢理解答用紙を埋めました。
(次回へつづく)
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